大切な栄養は「タンパク質」と「脂質」
まず、犬や猫の体の構成成分は、
水分が約60~70%、タンパク質が約17~20%、脂質が15%前後、
残りの5%のほとんどがミネラルで、糖質は1%にも満たない割合です。
「食事」をする大きな目的のひとつは、体の中で常に行われている、
ひとつひとつの細胞の新陳代謝
(=古い細胞を新しい細胞に作り替える生命の維持活動)のための栄養補給なので、
水分以外の体の構成成分の中で、1番多い「タンパク質」は最も大切で、
量もしっかりと摂らなければならない栄養です。
そして「脂質」は、体の中で、2番目に多い構成成分であるだけではなく、
犬や猫を含めた、肉食動物にとって、効率的で持久力の高い“活動エネルギー”としても
活用されるため、欠かせない栄養です。
体内バランスを整えるとされる“ホルモン”も、
それぞれの生成に使われる主な栄養は「タンパク質」と「脂質」です。
また、「シニア期になるほど、体の水分値が少しずつ下がってくる。」とも
言われていますが、
これは筋肉量の低下などに伴って、本来、体に保つべき水分が減ってしまっている
ことが大きな原因として考えられます。
しかし“筋肉”は、
体の中でも「一生、鍛えられる運動器官」とされていますので、
筋肉量を減らさずに、体の水分値を維持するためにも、
消化吸収の良い、動物性の「タンパク質」の摂取と、
“筋肉”に適度な刺激を与える、毎日の「運動」が不可欠なのです。
犬や猫の『免疫』の要である「白血球」を含めた血液細胞を
安定して作り続けるためには、その材料やエネルギーなどに必要な栄養が
満たされている、肉や内臓、卵や魚など“動物性食材の豊富な食事”が効率的です。
『免疫』に関わる栄養素として、「オメガ3脂肪酸」や、「共役リノール酸」、
微量ミネラルの「セレン」などが挙げられており、
これらも新鮮な魚介類や、牧草飼育の反芻動物の肉類などに多く含まれています。
牧草飼育の反芻動物・・・
ここがしっかりしたご飯(フード)は限られてきます。
今、目の前にいるパートナーをしっかり見てあげてください。
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