2023年9月17日日曜日

代謝(基礎代謝)

 代謝の大切さ・・・

代謝といえば「基礎代謝」という言葉を目にします。

私達も食べる量は変わらないのに、何となく体がポヤンとして太って見える・・・

これは基礎代謝が落ちて筋肉量が減っているからです。

犬達にも同じことがいえます。

 

基礎代謝とは、生命活動を維持するために必要な、最低限のエネルギーのこと。

・心臓を動かす

・呼吸をする

・体温を一定に保つ

こういった体の活動は、たとえじっと動かなくても必要なものです。

 

基礎代謝量は犬が1日に必要としている総消費エネルギー量の6~7割を占めています。

基礎代謝量は筋肉量と比例しているため、加齢による衰えで筋肉量が落ちてくると、

当然のことながら基礎代謝量も減ることになります。

筋肉量が減少しているのに摂取するエネルギー量がこれまでと変わらなければ、

肥満へまっしぐらです。

これもまた関節炎を引き起こす原因になります。

 

活動代謝とは運動代謝とも呼ばれるもので、体を動かす時に使われる消費エネルギー

 

食事誘導性熱代謝:犬が食事をすることで発生するエネルギー消費

食事誘導性熱代謝による消費エネルギーは、炭水化物など他の栄養素に比べて

タンパク質がダントツで多いことが知られています。

つまり、犬の体温を上げるには適切かつ適量のタンパク質が必要

犬達の代謝を上げる、あるいは落とさないで維持するためには、

食事から得るエネルギーと筋肉量のバランスを考えることが大切です。

 

ダイエットが必要と言われ、

単純に食べる量を減らすと、筋肉量の減少を招きます。

だからといって筋肉量を上げようと過度の運動をさせれば、関節炎などを引き起こす

ことに・・・それは運動どころか日常生活に支障をきたします。

 

カロリーだけを減らすと、やはり筋肉から落ちていきます。

体重は減ったけれど体型はポヤンとして、疲れやすくなって、ボンヤリした感じに・・・

カロリーを減らすのではなくメニューを変えてあげてください。

消化の良いタンパク質と適度な運動・・・

適度な運動が漠然として難しいのですが・・・

犬達がワクワク感を感じることをお散歩の中に取り入れてみてください。

それだけでテンションも上がってエネルギーを使います。

年齢、運動量を考えて食事のバランス、内容を考えてあげてください。



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