毎月、PD(警察犬教会)から会報が届きます。
犬の躾に関するコラムが書かれています。
興味深い一文がありました。抜粋します。
最近、ボールやダンベルに興味を示さない犬が多いと聞きます。
物に対する興味とは物に対する占有欲なので、これは生きるために必要な餌を他に奪われないための大切な基本的な本能なのです。
最近、他人に吠えない犬が多いことも聞きます。
知らぬ人の接近に対して吠える事は危険から身を守る防衛本能の現れなのです。
シャイは凶暴性の強い稟性といわれていますが、元々シャイとは自己防衛本能の過剰な気質であり、凶暴性とは攻撃性本能の強すぎる気質なのです。
文章はまだまだ続くのですが、
この稟性がなければ、防衛訓練は出来ないと思います。
逆に、この稟性が問題行動と見られ、犬達はこの長所を伸ばしてもらえないまま犬生を過ごすことにもなります。
我家のピースはシャイな気質です。
自分にとって害があるのか、ないのかを判断していきます。
害があるとなると吠えます。
だからこそ、防衛訓練は簡単に習得していきました。
今、訓練が出来ない事が非常に残念です。
防衛訓練は警察犬だからとかではなく、
もっともっと、オーナーと犬が親しみやすい訓練になればと思います。
ただ、ヨーロッパでは防衛訓練をするオーナーと犬が少なくなってきているという噂も聞きます。
でも、シャイな気質を防衛訓練に転嫁してやると、
イキイキとした動きをします。
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