最近読んだ書籍の中で、とても興味深い事が書かれていました。
「自分では気づかない、ココロの盲点」という書籍の中から・・・
ネズミを飼育するときに、通常は、餌は皿に入れられていて、好きなときに食べられる
状態にしています。
しかし、
レバーを押すと餌が出てくる仕掛けに変えても、
すぐに学習し、上手にレバーを押して、餌を食べられるようになります。
そこで、2種の餌を同時に与えてみましょう。
一つは皿に入った餌、もう一つはレバーを押して出る餌。どちらの餌も同じです。
さて、どちらの餌を選ぶネズミが多いでしょうか・
①、皿に入った餌
②、レバーを押して出る餌
答えは ②レバーを押して出る餌
不思議なことに、皿から餌を自由に食べられるにもかかわらず、
わざわざレバーを押します。
苦労せずに得られる皿の餌よりも、労働をして得る餌のほうが、
価値が高いのでしょう。
実はこれは犬達やサルはもちろん、トリやサカナに至るまで、動物界にほぼ共通して
見られる現象で、「コントラフリーローディング効果」と呼ばれます。
「コントラフリーローディング効果」とは・・・
苦労の多いこと、ハードルの高いことを乗り越えることで、
脳は価値が高いと評価する。
逆に、
苦労せずに手に入れたものを脳は正しく評価しない。
これを『フリーローディング』と言うそうです。
これまで調べられた中で、コントラフリーローディング効果が生じない唯一の動物が
飼いネコだそうです。
猫は徹底的な現実主義で、レバー押しに精を出すことはないそうです。
この章を読んでいて、まさしく犬達との躾、訓練がそうです。
例えば・・・矯正訓練 これはダンベル持来でよく行います。
この訓練が人も犬もしっかり乗り越えられた時、どんな課題でも「頑張る」という
気持ちが芽生えます。途中で絶対に諦めない。
人も犬も苦労して手にいれたことだから、絶対に忘れない。
犬達にもこういう脳の働きがあるのだと・・・
犬達はこちらが何かをすれば絶対に返してきます。(無視も含めて)
正確にキャッチしていく事が一番の課題です。
我家のルーク君、来週で7か月になります。
ある程度はキャッチしていた部分ですが、なかなか・・・
良いように言えば男らしい、悪く言えば我が強い。気質があります。
頑張るよ~母ちゃんは、君と向き合う時は全力です^^
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