2011年4月30日土曜日

DCM-拡張型心筋症

ドーベルマン ルナは8ヶ月の時に「拡張型心筋症」の診断を受けました。
その時のエコーで見る心臓は今にも止まりそうなぐらい肥大していました。
FS(収縮率)は確か10%を切っていたと記憶しています。

余命半年という宣告を受けフリーズした事を覚えています。

が、今、ルナは8歳 今年で9歳になります。
心臓には何の問題もなかったアンリのほうが早く旅立ちました。

じゃあ、ルナの心臓は治ったのか・・・治っていません。治るはずはありません。
エコーを撮れば今にも止まりそうな心臓が映し出されます。

ドーベルマンのDCMというぐらい
ドーベルマンの拡張型心筋症は特異な経過を辿ります。

2代目ドーベルマン リズは突然死でした。
その瞬間まで普通にしていました。
今から思えばDCMがあったのだと考えられます。

私は飼主という立場から見て考え、実行してきたことを書かせていただきます。

ルナのDCMが解った時に調べていた資料が出てきました。

拡張型心筋症は、心臓が肥大し、心臓の筋肉が低下する状態です。
ドーベルマンでは、DCMは通常、左心室と左心房に影響を与えます。
徐々に症状は、咳、喘鳴、息切れ、倦怠感、体重減少、肺、腹部内の流体蓄積の息切れ、
ハートビートのレース、不規則な心拍が含まれています。

ドーベルマンのDCMでは上記の症状がほとんどありません。
そして

ただし、この状態は、多くの場合、最初に突然死の急激な症状で自己を示しています。

ドーベルマンの突然死は多いです。
DCMが基礎疾患にあるのでしょうが症状のないまま、突然死という経過を辿るため
死因が解らないというケースが多いのだと考えられます。

私は飼主の立場として、そして、自分の犬を突然死という形で失っているものとして
機会があれば、心エコーの検査をされることをおすすめします。

早期で解ればお薬を飲むだけで
ルナのように8歳まで元気に過ごせることも可能です。

アメリカにvetGenという遺伝子の検査機関があります。
私は繁殖の時にここでVwd(フォンウイルブランド病)というドーベルマンの
血液の遺伝疾患のDNA検査をやりました。
当時はありませんでしたが
今、見るとドーベルマンのDCMの検査項目が増えています。
これは価値があります。

問合せをして
アンリパピーのDNA検査を依頼してみます。

DCMの検査費用は1頭に対し 60ドル
Vwdの検査費用は1頭に対し 140ドル

アルフ、ピースの母犬アンリはVwdの検査はClearでした。
ClearというのはVwdの遺伝子はないということです。

パピー達は解りませんので両方の検査を依頼してみます。

vetGenのサイト
http://www.vetgen.com/canine-dcm.html

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